おばちゃんの「走り」って言うのは、こう、なんてゆーか「走ってるフリ」のような気がする。なんで走ってるフリをする必要があるのか疑問だが、とにかく「歩いた方が早い」という珍しい走りをやってのけるのだ。これはたぶん「私は頑張ってますよ〜。」というのを他人に見せつける事が目的だと考えられる。
良い案である。ひたむきな姿、人知れずではない努力、「頑張ってる」という事が間違えた感動と解釈を呼ぶ。見られている所ではとにかく走れ!だけどそれでは体がもたない。となれば「おばちゃん走り」、略して「小走り」をするのだっ!
頑張っているフリをしている人は出世が早い・・・というのは本当かどうかは知らないが、私の友人はうまくそれを使っている。つまり重要人物(バイトの場合は社員さん)の前ではせっせと働き、見えない所でラクをするのだ。おかげで休みの融通が利いたりと、見ている側としては非常に腹立たしい評価を得ている。悔しいではないかっ。んで決めた。「権力者を感動で支配する」。
不器用である。下手である。これらを全てカバーする楽ちんな「小走り」。マイナスがあるからこそ、より多くの感動を呼ぶ。「下手なのに頑張っている」このどうしようもない駄目行為が「えらい」と言われてしまうのだ。
ってな訳で「小走り」を上手にたしなみましょう。
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