天然同盟

「私、天然やねん。」
結構ムカツクセリフである。何が天然やねんっ!お前はそれを可愛いとでも思ってるのか?口には出さないが、いつもそう思う。なんか「天然」を履き違えてはいないだろうか?

「天然」という言葉は主に「天然ボケ」の略として使われる。ま、言ってみれば「計算せずに(笑いをとろうとせずに)面白いボケをかます。」と言う意味なのだが、最近よく聞く「私、天然やねん。」にはちっとも面白さが含まれていない。本物の「ボケている」状態を「天然」などという言葉で可愛く誤魔化しているだけなのである。いや、もっと言うと「天然な私って可愛い。」ってな感じである。違うっ!違うぞっ!天然はただ馬鹿なだけである。自慢して言う事ではない。むしろ、他人にバレてはいけないものなのだっ!!

と、まぁ、こんなに熱くなっているのには訳がある。つまり・・・私が天然なのだ(笑)。初めて会う人も2言目には「天然?天然?」と聞いてくる。何がどう天然なのか私には分からないが、結構な割合で私の印象を「天然」と答えるのだ。これは非常に腹立たしい。1度、「天然とちゃうわっ!!」と怒った事があったのだが、そこがまた「天然」らしく、私という人間は「天然」の部類に確定されてしまったのだ。

そこで私は試行錯誤した。どうすれば「天然」と言われなくなるか(めちゃくちゃ気にしてるらしい(笑)。)。
逆転の発想である。「私、天然やねん。」と言っていれば、「こいつ、計算して天然ぶってるな。」と思われるハズである。「天然な自分」よりも「可愛い子ぶってる自分」の方が百倍マシだ。そうだっ!自分で言ってしまえばいいんだっ!!

ってな訳で天然同盟。コレに入ればもう「天然」だと言われずにすむ(と思う)。

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(Jan.27.2002)